コラム

【インタビュー記事】ゆくゆくは日本自体をプロデュースしたい

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ゆくゆくは日本自体をプロデュースしたい

私は普段、マーケティングに関するコンサルタントからプロモーション、商品開発、店舗開発、6次産業化まで、幅広い分野でビジネスプロデューサーをしています。

クライアントワークを中心にやっていますので、ある仮説を立ててプレゼンしたけれど、実現しなかったということが多々あります。そうなると、それを自分の手で検証してみたくなる。以前にそんな思いを牧村さんに話したところ、非常に興味を持ってくれたことが、私をお誘いしてくれた要因ではないかと思います。

正直、クライアントワークは自分にとってリアリティがあまり無いため、時々、自分でリスクを背負って実践してみたくなります。机上の空論ではないことを示したいのだと思います。

例えば自分の結婚経験をきっかけに、ウェディング会社を立ち上げたこともありました。固定料金制にして、ウェディングイブからアフターパーティーまで2泊3日で両親や親友と過ごすプランを打ち出しました。また参列者1人ひとりが料理のコースを選べるようにするなど、これまで慣習的になっていたけれど、何かおかしいと思っていたところを積極的に変えました。何ごとも数字を分かりやすく、明快にすることは大切。これまで何となくうやむやにしてきたことを“見える化”することで、消費者の信頼を得て、伸びている会社はたくさんあります。

プロデューサーと言うと、何か怪しい職業だと思われがちなので、これからは私がしているビジネスを自分より若い世代に伝えたいと思っています。既成概念や利権などに捕われない若い力がもっと必要だと痛感するからです。

大きく言えば、私はゆくゆく日本自体をプロデュースしたい。政治で解決するにはあまりにも時間が掛かることが多いので、民間レベルで日本を変えたいと本気で思っています。Re-Public Initiativeでは、そういう私の持つ“毒”が期待されているのではないかと思います。

Re-Public Initiative  インタビュー記事より