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地元中小企業をサポートするOKa-Biz、 女性からの相談実績が3割超を達成! 女性ならではの感性を生かした活躍が地方経済を救う

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個人的には地方創生、地域活性化などは「女性」「若者」が中心で動いていくべきと思ってます。
なので地方でのこういった「女性」中心の活動は弊社としても応援していきます!

地元中小企業の売上アップをサポートする岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Biz(所在地:愛知県岡崎市、センター長:秋元 祥治、以下 OKa-Biz)では、2016年4月1日(金)に「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が施行されるなど、“女性の活躍推進”が急がれる中、女性相談者の割合が3割を超える結果を出しています。
地方では「モノづくり女子」、「社内ママベンチャー」、「トラガール」など、女性が活躍することで、中小企業が人材不足に打ち勝ち、かつ事業成果を上げている事例が出てきています。副センター長の高嶋 舞(※)を筆頭に、出産育児真っ最中のスタッフ陣を揃え、地方中小企業の女性活躍を全力で応援しています。
※「高」は“はしご高”となります。

桜運輸「トラガール」の皆さん
桜運輸「トラガール」の皆さん

OKa-Biz: http://www.oka-biz.net/

■飯田樹脂:モノづくり女子が6割を占める町工場。ママの感性を生かし新規事業展開を図る
▼環境づくり、やりがいづくりで、誰もが活躍できる町工場へ
株式会社飯田樹脂(所在地:愛知県岡崎市、代表取締役:飯田 幹雄、創業:1988年)は、自動車部品の下請けとして樹脂切削加工を行っています。同社では、男女関係なく採用活動を実施しており、役員5名中3名が女性、従業員は14名中約6割の8名が女性、うち5名が子育て中です。
創業当初から、OJT研修による人材育成の重視、担当制による責任ややりがいのある仕事づくり、「お互い様」の風土づくり、育児休業から復帰後の柔軟な勤務形態の取り入れ、授業参観など子どもの行事に合わせた休暇や、短時間労働の設定など独自の制度を設け、子育てママでも働きやすい環境を整備しています。これらの制度は男性社員も利用し、その結果、誰もが活躍できる町工場になりました。

▼ママ従業員の感性を生かしたメモリアル新商品展開
同社では、「社員みんなに生き生きと働いてもらいたい」という社長の想いのもと、約10年前から女性の感性と樹脂加工技術を生かしたオリジナルのウェルカムボードやメモリアルボードなど、製品の製造・販売に取り組んでいます。2016年3月には、ママ従業員の子育ての経験を元に、写真がはめ込める「メモリアル身長計」を発売しました。職場環境づくりだけでなく、女性の目線を生かした事業展開を行っています。

URL  : http://www.iidajushi.co.jp/
ブログ: http://iidajushi.boo-log.com/

■天使のプレゼント:社内ママベンチャー。子育てでキャリアを断念した女性たちが再チャレンジ
▼子育て女性の悩みの解消で、社内ベンチャー立ち上げへ
建築デザイン・設計をメイン事業とする株式会社スカイグラウンド(所在地:愛知県岡崎市、代表取締役:後藤 雅仁、創業:2007年)は、2013年より心身の安定と健康をたもつことを目的とし、個人向け癒しサービス「天使のプレゼント」を、社内ベンチャー事業として開始しました。
責任者の後藤 奈緒子さんは、出産後、子育てをしながら求職活動を行った際、希望する職業に就けず悩んだり、ストレスを抱えたりした経験から、同じように悩む子育てママの悩みやストレスを解消できないかと考え、同事業の立ち上げに至りました。

▼キャリア断念にストップ、子育てママの再チャレンジ・再活躍
同事業のメンバーは、子育てにより止むを得ずキャリアを断念したママなど約40名で構成されています。それぞれがセラピーなどの資格を有しており、活躍する場を求める中で後藤さんの思いに賛同しました。受注ごとに、参加できる人が仕事を請け負う体制を整え、時間に縛られない活躍の場を提供しています。
これまでの活動は、特別養護老人ホームやデイサービス、また企業と連携したイベントなどを実施し、3年間でのべ2,000人を超える幅広い方々にサービスを提供してきました。現在、企業内の研修や連携したイベントなどの仕事が増えており、ママの活躍の場が広がっています。

URL  : http://www.sky-ground.net
ブログ: http://tenshi.boo-log.com/

■桜運輸:「トラガール」プロジェクトで、トラック業界を活性化
▼女性の細やかな気配りがドライバー指名に繋がる「トラガール」
桜運輸株式会社(所在地:愛知県弥富市、代表取締役:細江 良枝、創業(設立):1967年)では、「女性の細やかな気配りや丁寧な運転など、女性ならではの能力を生かし、業界イメージの改善を図っていきたい」という代表者の思いのもと、働く女性支援プロジェクト「木花咲弥(このはなさくや)」として、女性の採用を積極的に行い、現在6名の女性ドライバーが活躍しています。普通免許で運転できる軽運送の仕事などを展開する中で、大手企業からはドライバー指名で受注があるなど、売上の一端を担っています。

▼国土交通省が力を入れる人材不足解消「トラガール」プロジェクト
国土交通省では、「トラガール促進プロジェクト」など女性トラックドライバーの活躍促進へ積極的に取り組んでいます。大型免許を保有する女性は全国に13万4千人以上。一方、トラックドライバーに占める女性比率はわずか2.4%(約2万人)。「女性であることのみを理由に就職を断られる」「配送先などの女性用トイレが整備されていない」など、業界全体の経営者の意識改革も課題となっています。(「トラガール促進プロジェクト」より)

トラガール推進プロジェクト掲載ページ:http://www.mlit.go.jp/jidosha/tragirl/kiseki17.html

▼40代で免許を取得し、憧れの「トラガール」に
同社では女性の雇用促進のために「木花咲弥(このはなさくや)」プロジェクトを展開。自社内に女性専用トイレの設置を実現しました。また、個人の生活にあわせ最短1日3時間から働ける勤務形態の整備や、女性ユニフォームの導入、ハラスメント対策研修の実施など職場環境を整えています。こうした取り組みを知り、同社で働きたいと大型免許とけん引免許を取得し入社した40代の女性社員もいます。

URL: http://www.sakuraunyu.com/index.htm

■OKa-Bizは女性の相談が3割、内閣府「女性のチャレンジ支援賞」を公的産業支援機関で初受賞
▼積極的に女性を支援
OKa-Bizは、2013年10月に岡崎市と岡崎商工会議所が共同で設立した公的産業支援施設です。現在の公的産業支援機関では、男性、特に中高年の相談員が多く、女性の立場に立った支援が十分に提供されていない現状があります。そこでOKa-Bizでは、副センター長をはじめとして、相談員及び企画広報に女性を積極的に配置し、開設当初から創業や販路拡大・売上拡大などにチャレンジする女性を積極的に支援しています。
また、火曜日に女性相談員を配置した「女性パワーアップDAY」、男女共同参画推進講座を開催するなど、女性が気軽に相談できる場所づくりを行っています。こうした取り組みが評価され、2015年6月、内閣府男女共同参画局「平成27年度 女性のチャレンジ支援賞」を受賞しました。

▼女性相談者の対応に充実したスタッフ陣/出産子育て真っ只中の相談員も
副センター長・高嶋 舞(33歳・女)は、開設から1年の2014年11月に第3子を出産。育休を経て、2015年4月に出産から約半年での復帰を果たしました。高嶋は、日本最年少の女性副センター長として活躍しており、大盛況であるOKa-Bizの中でも、産休前の高嶋の相談件数はトップの395件/年。これまで男性が多くの役割を担ってきた中小企業支援の業界において、子育て女性の活躍は異例です。
復帰後も3人の育児と並行して、精力的に勤務しています。また他にも2児の子育てを行う女性相談員を配置し、女性の相談に十分対応できる体制を整えています。女性からの相談は、その感性を生かした事業展開や、ワークライフバランスまで多岐に渡ることが多く、自身の経験を踏まえ、女性への共感など寄り添った相談ができることが、女性からの支持を集める一端になっています。

▼OKa-Biz/女性の相談の推移(女性からの相談件数/全相談件数)
1年目(2014年4月~9月)    :233件/809件 28.8%
※ 4月以前のデータはございません
2年目(2014年10月~2015年10月):561件/1,959件 28.6%
3年目(2015年10月~2016年2月) :317件/820件 38.6%
全体             :1,111件/3,588件 30.9%

■社会背景:「女性の活躍推進」が進まない中小企業の状況
成長戦略の柱のひとつとして掲げられる「女性の活躍推進」、2016年4月1日(金)に「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が施行され、労働者301人以上の大企業は、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などが新たに義務づけられることとなりました。
他にも政府は様々な施策を打ち出しています。2014年度から始まった、企業が女性の管理職登用などで数値目標を設定、達成した場合に助成金を支給する厚生労働省「ポジティブ・アクション能力アップ助成金」もそのひとつです。しかしながら、1件の申請もない状況があり、中小企業における女性の活躍推進の職場づくりは、苦戦をしている現状があります。

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